2010年 03月 08日
ウディーヤーナ・バンダ【Uddiyana Bandha】 ※実は、ナウリ【Nauli】が出来るようになるには、まずはこのバンダができないといけません! バンダ(エネルギーの締め付け) ハタ・ヨーガの様々な技法が強力にはたらきかけることによって、身体にプラーナ(気)のエネルギーが生みだされ、体内を循環するようになります。このエネルギをコントロールし、所定の方向へ導いていくのが、バンダです。「バンダ」という単語には、「閉じこめる」「制御する」という意味があります。バンダのはたらきは、まさにこの2語につきます。――プラーナを閉じこめ、制御するのです。ハタ・ヨーガの行法を極めていくうえで、バンダの技法は欠かせません。これがないと、行法で生みだされたエネルギーが正しく活用されなくなります。 どのバンダも筋肉の収縮を伴いますが、これはバンダのほんの一面にすぎません。 古代のヨーガの経典では、バンダはハタ・ヨーガのもっとも重要な技巧の一つに数えられています。 プラーナーヤーマと組みあわせて、または単独で行なうバンダは、内臓や神経系、および内分泌腺にはたらきかけます。生殖器や泌尿器の疾患、性的機能障害の緩和にも効果があります。また、腰痛の治癒や、産後の肥立ちに役立ちます。 【Uddiyana Bandha】 カタカナでは【ウディーヤーナ・バンダ】、 あるいは【ウッディーヤーナ・バンダ】。 腹部を凹ませて内臓(と横隔膜)を引き上げることで完成。 腹部の締めつけ/ ウディーヤーナ・バンダ 「ウディーヤーナ」とは、「上方に飛ぶ」という意味です。『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』によれば、このバンダを行なうと、偉大な鳥プラーナを飛びたたせることができると言います。根の締めつけとは違い、腹部の締めつけはエネルギーを、身体の中心を通るエネルギーの経路(スシュムナー・ナーディ)を通して運びます。 バンダ(締めつけ)の実習 ハタ・ヨーガは、クンダリニー(Kundalini)という尾てい骨の下に眠っている霊的なエネルギーを、その行法によって覚醒させて、人間の霊的な資質を開発し、高めていくことを目的としています。 『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』によれば、ムドラー行法には十種類が数えられています。それらをあげると・・・(略) これらのムドラー行法を行なうことによって、一般の体位法や調気法よりも、より一層高い精神集中を得ることができると共に、生理的にも自律神経系へのより高い刺激をもたらすことが証明されています。しかしその反面、これらの行法が体位法、調気法の段階的修練の積み重ねの背景を持たなければ、これらの十分な効果は期待できません。 ここでは三つのバンダ―― ジャーランダラ・バンダ(ノドの引き締め)、ムーラ・バンダ(肛門の引き締め)、ウディーヤーナ・バンダ―― (略)を紹介します。 ウディーヤーナ・バンダ――内臓の引き上げ 『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』にウディーヤーナ・バンダについて次のように書かれています。「プラーナ(生命のエネルギー)はこのバンダにしばられて、スシュムナー管の中を天かけるが故に、ヨーギ(ヨーガ行者)達はウディーヤーナとよんだ」さらには「おおどり(プラーナ)が疲れを知らず、大空にかけ上がることがウディーヤーナである」、そして「怠らずこのムドラーを修得するならば、老人になっても若々しい」とあります。三つのバンダについての位置づけについては「このバンダはあらゆるバンダの中で最上である。このバンダをしっかり行なえば、解脱はおのずからくる」と書かれています。 実際に、これは以上三つのバンダの中で最もバンダとして実感のあるもので、腹部を締めつけて横隔膜をつり上げ、内臓を引き上げることによって、腹部に対する感覚を活性化して、それと同時に精神の集中力を高めます。さらにこれは、次に述べる浄化法(クリアー)の一つであるナウリへの肉体感覚をよび起す条件をもたらします。 ●やり方 このバンダを行なう時に、立って行なう場合と坐法をとって行なうのとがあります。始めのうちは立って行なう方が、その要領を早くつかむことができます。 1 両脚を肩幅に開いて立つ。 2 上体を少しかがめ、ヒザを軽く曲げ、手をヒザか太モモにあてる。指先は内側にむける。この時全身の力を抜いておく。 3 まず鼻からゆっくりと深く息を入れる。ついで十分に息を入れたところで、鼻から息を力強く出していき、下腹を十分引き締めるようにして、肺の中の空気を十分にしぼり出す。 4 息を出し切ったところで、手のヒラをしっかりと脚に押しつけ、ヒジを張り、肩に力を入れるようにして、ゆっくりと腹を背中の方へ引きつけると同時に、横隔膜を上げて内臓を引き上げる。この時、腹は大きくくぼみ、胸郭の下部は左右に開き、胃の部分も深く凹んで、そこに大きな空洞ができる。またこれに十分習熟した人では、腹の両側に恥骨から別れた二本のまっすぐな腹直筋が現れる。 5 それから、アゴをしっかりとノド元のくぼみに押しつけて、喉を引き締め(ジャーランダラ・バンダ)を行なう。この状態を、息苦しくならない程度に保持する。始めは五秒から始めて、実習を重ねるにつれて長くして、二十秒まで持っていく。 6 もとに戻るには、いきなり息を入れてはいけない。ジャーランダラ・バンダは保持したままで、まずは引き締めてつり上げた腹部と横隔膜をゆっくりと緩めてから、静かに鼻から息を入れていき、息が入ったところで喉のバンダを解き、最後にウデや肩の力を抜いて全身をゆるめ、もとにかえる。 7 そこで上体と脚をまっすぐに立てて、腕を体側に垂らしたところで、このバンダの一回とする。普通の呼吸を行なって息を整えてから二回目にとりかかる。始めのうちは五回から始めて、次第に増やしていき、十五回くらいにまで持っていく。 ●注意と要点 A このバンダを行なう時には、胃袋と膀胱が空っぽでなくてはなりません。そのためには、朝排便の後に必ず行なう習慣をつけることです。 B 肥満した人や、腹の出ている人は体位法を実習して、腹の周りの脂肪を取り除いてから行なわなくてはなりません。 C 循環器(心臓、血管等の循環器系統の器官)と内臓に重い障害のある人は、行なってはいけません。 D 息を十分に出し切るために、始めのうちは口を大きく開けて、口から息を出しても構いません。 E 息を入れていく過程は、急激に行なわないで、ノドで空気の流れをコントロールしなければなりません。それによって腹部の緊張から弛緩へのプロセスがなめらかになり、横隔膜と肺へのショックが緩和されます。 F 横隔膜を引き上げるには、徹底的に息を出し切ることが肝心です。実際の感覚としては、腹を引っ込めて横隔膜を引き上げるというよりは、腹部の力を抜いて引き上げる感じです。ついで引き上がったところで、腹を徹底的に引っ込める。そうすると腹直筋が現れてきます。 G 熟練者は、息を出し切って止め、ジャーランダラ・バンダを保持したままで、十分に腹を引き締めて内臓を引き上げたら、すぐに腹筋を緩めて、また腹を引き締めるという緊張と弛緩との交代を連続して五回繰り返す。そして、最後にこのバンダを保ち、5を経てもとにもどる実習を行なう。つまり、一息で五回のウディーヤーナ・バンダを行なう。これを一ラウンドとして十分な休みを入れて五ラウンド繰り返す。そして実習を重ねるにつれて一息で十回ぐらい行い、これを五ラウンド繰り返す。しかし、決して無理のないように行なわなくてはなりません。これはよい指導者と共に行なうことが望ましい。 H このバンダに習熟するにつれて、腹と横隔膜の感覚が鋭くなり、腹が十分にくぼみ、横隔膜が高く引き上がった感覚が生まれてきます。そして腹の皮があたかも背骨にくっつくような感じがでてきます。 ●効果 A 便秘、消化不良、肝臓疾患等に対して高い効果があります。 B 太陽神経叢を刺激して、自律神経の働きを強めます。 C 腹部への精神集中は、いわゆる丹田を鍛え、喜怒哀楽に動じない平常心を養います。 ウッディーヤーナ・バンダ ウッディーヤーナというのは「飛び上がること」、厳密にいえば、アサナではなく、自制であるバンダある。電気のコンデンサー、ヒューズ、スイッチ等が電流をコントロールするように、バンダはプラーナ(エネルギー)の流れを規制する。このバンダでは、プラーナ、つまりエネルギーが下腹部より頭の方へ向かって流れる。バンダ及びプラーナの詳細については、プラーナヤーマに関するPARTⅢを参照されたい。 <方法> (1)ターダアサナで直立する。(ターダアサナについては割愛) (2)約二十五センチ幅で足を開く。 (3)少し前屈になり、ひざを少し曲げる。両手先を広げ、両てのひらを太ももにおく。 (4)両手を下げ、あごを両鎖骨中央の胸骨のくぼみにつける。 (5)息をいっぱいに吸い込み、肺から空気を押し出すように、速いスピードで息を吐く。 (6)息を吐ききったら、そのままとめる(息は吸わない)。腹部全体を、背骨にひきつけるようにする。両手でももをおさえつけるようにして、腹部を背骨の方に収縮させ、胸骨に向けて引き上げる。(本には写真あり) (7)腹部はひっこめたまま、両手を両腰にもってくる。 (8)腹部はひっこめたまま、また、あごを胸骨につけたまま、背骨と両足を伸ばす(本には写真あり) (9)次に、あごおよび頭部は右の状態を保ったまま、腹部をゆるめる、あごと頭を動かすと、心臓に無理がかかる。 (10)ゆっくり深く息を吸う。 (11)(6)~(9)の間、息は吸わない。能力に応じて五~一〇秒行なう。それ以上行なわないこと。 (12)ここで数回呼吸し、右の(1)~(10)を繰り返す。ただし六~八回以上は繰り返さないこと。ベテランのヨギの指導者のもとでは、この限りではない。 (13)このポーズは一日一回とする。 (14)排泄、排便後の空腹時に行なうこと。 (15)はじめ立った姿勢でウッディーヤーナ・バンダを練習し、次にプラーナーヤーマの準備段階として、座った状態で行なう。 (16)(15)の動作はPARTⅢに述べてある各種のプラーナーヤーマにおいて吐息(レーチャカ)、および息をとめている間(クムバカ)に行なう。 <効果> このポーズは腹部臓器の機能を高めるのに役立つ。消化液の働きをうながし、消化器系にたまっている毒素を排泄する。 --------------------------------- 【アートセラピーハウスの「究極のヨガ」の紹介】 ■無駄のないシンプルなヨガです 従来の様々なヨガには、実は 健康上は全く無意味なポーズ(アーサナ/アサナ/asana)が多く含まれています。 アートセラピーハウスのヨガはその無駄を全て省き、 普段の生活、つまり人生において 誰もが本当に活用できるシンプルなヨガとして体系化した「究極のヨガ」です。 ■誰もがマスターしやすいヨガです ■一生使えるヨガです ■他では絶対に習うことができない技術があります ■様々な症状や痛みや不調を全て自分で治す技術、それが「究極のヨガ」です! 自分で出来る頸椎の矯正法も伝授!!!!! 「究極のヨガ」をマスターして、自分で自分の体を治しましょう! 自分の体は自分で治す!自分のカラダとココロを完全にセルフコントロールする技術を伝授! 好評!お得な特別料金 短期集中の『整体×ヨガ×筋トレ』の特別セットコース
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