長野市の整体・ヨガ・筋トレの究極の整体屋アートセラピーハウス傅「俺は整体使だ!」

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2008年 03月 13日

日々平安、今日のお宮さん。

2008年3月12日(水)

今日もお宮へ水汲みに。
ただひたすらに。

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この間、参道を歩いて行くと、
お宮さんの上空を3羽の鳥が
旋回しながら飛んでいるのを見ました。
あの日のブログに書いたあの鳥です。
やっぱり3羽いたよ!

あんなに高い所で飛んでいるのに、
お宮に近づく僕に気付いてだろう
一羽は南の方へ、もう一羽もそれを追って、
もう一羽は離れて
お宮の後ろの山を旋回しながら
高い高い木の上に止まった。
「へぇ、(いつも)そのあたりに(暮らして)いるんだ」
そんなことを思った。


今日は仕事の合間を見て
また少し遅めの水汲み。
参道を歩きながらお宮の上を見て
あの鳥たちを探す。
今日は彼らの姿も見えなければ鳴き声も聞こえない。

お宮に近づいていくと
あまり見慣れない光景を目にした。
女の子が二人、境内の脇から
小走りに出て来て、くるりと身を翻し
鳥居に礼をする。
もう一人の女の子も続いて同じように
鳥居に礼をして出てきた。
そして、鳥居脇に流れて来ている川に
手をつけて「冷た~い♪」と
なんとも楽しそうな二人。

お宮に近づく僕とすれ違う。
僕は小さな声で「こんにちは」というと、
ひとりの女の子も小さな声で「こんにちは」と
返して僕の横を通り過ぎた。
もうひとりの子が大きな声で「こんにちは」と言ったので、
僕も慌てて「こんにちは」と返す。

そして、僕は彼女たちがさっき一礼をした
鳥居に礼をして、その下をくぐって拝殿に向かった。
いつものようにお参りして振り返ると
さっきすれ違った二人が少し離れたところから
僕のことを見ていることに気付いた。
それでも僕はいつもと同じ儀式を。
まずは右の方にある祠などに手を合わせてから、
水汲み場へ歩を進めた。
水汲み場で再びお賽銭を。
そこから見える四箇所にもいつものように手を合わして
お水をいただくことにしている。

すると、女の子たちが近づいて来た。
僕は静かに話しかけてみた。
「田子の子?」
「違う」
「どこの子?」
「○○」
「へぇ、こんなところまで来るんだ」

「ここの水飲んだ?」
二人で『ううん』と首を横に振る。
「飲んでみな。おいしいよ」
というと、
「この水はどこから来てるんですか?」
と聞かれた。
毎日来てるけど、何にもしらないやと焦る。
「う~ん、どこだろう?多分、山の方からだと思うけどね」

『おじちゃんはね』と言おうとしたが、
少し格好つけてやめてみた。
彼女たちから見れば間違いなく
僕は『おじちゃん』なんだけど、
まだまだそれを認めたくない僕というおじちゃんは少し格好つけて
「僕は」と言って、こう続けた。

「僕なんか小学校の頃から(このお宮の水を)飲んでるよ」と言うと、
彼女たちはすぐさま行動に移した。
「そっち(上流)で飲みな」と言うと、
ひとりの子は正座して水面に手を伸ばした。
すぐその隣にもうひとりの子も並んで
彼女たちは仲良く同時に
両手の中にわずかに入った水を飲んで
「おいしい」と声を揃えた。

「何年生?」
「○年生」
「へぇ、ここはよく来るの?」
「たまに。今日で3回目」
「そうなんだ」
「学校で一度来て、休憩して少し遊んだんだよね」と顔を見合す。

ひとりの子が
「こういうところって”そろばん”が必ずあるよね」と言った。
ああ、御百度のことか。と思って簡単に説明。

「あんまり暗くならない内に帰りなね」と言って僕は帰ろうとすると
「はい!」とまたふたり声を揃えて返事をしたかと思うと
僕のあとをついて来た。
「そっか、こっちから来たんだ」
「はい」

途中、僕はいつものように
うちのお墓の見えるところで足を止め、
水が入ったタンクを足元に置いて、
その方角に手を合わせる。

振り返ると二人はいぶかしげに僕の方を見ていた様子。
何やらひとりの子が耳打ち。
僕は「あっちにうちのお墓があるんだ」と説明が言い訳のよう。
二人ともそんな僕のことは聞いてない。
二人の世界で楽しそう。




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「名前を聞いておこう。また会うかもしれないから」
「こっちが、さきちゃんで」
「こっちが、りこちゃん」
「ふぅん、さきちゃんとりこちゃんね。
僕は、たなかひかるっていうんだ。ひかるって」

「えっと、何だっけ。さきちゃんと・・・」
「さきちゃんと」
「りこちゃん」
「おーけー。じゃあ、僕はこっちだから。じゃあね。気をつけてね」
「さようなら」と最後も声を揃えた二人。

うちのまめた(♂)にも、いつかあんなかわいい子を
好きになって友達になったりするのかな。
と、まだまだ少し早い想像をしてるとこが
やっぱり僕はもう「おじちゃん」なんだな。

今まで
お宮では僕よりもおじちゃんやおばちゃんにしか出会って
話したことがなかったけど、
僕がおじちゃんとして二人のかわいい子に出会った
そんな今日の日。

なんだかんだいっても
今日も世界が平和で
なんだかんだいっても
今日まで日本も平和で
あの鳥たちは
お宮に女の子たちが遊びに来ていたから
静かだったんだとあとで気付いた
そんな今日の日を感謝。
そんな今日までを感謝。
合掌。

by athojapalegend | 2008-03-13 00:20 | シリーズ 今日のお宮さん


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