2008年 08月 16日
今朝は7時過ぎに起床。ゆうべは何時に寝たんだろう。3時前ぐらいかな。 朝の散歩へ。僕はスイープのうんちを片づけながら、その後、ポニョはどうなったのだろう?と思っていた。お母さんもお父さんもいないけど、大丈夫かな。さびしくならないのかな。リサ(と耕平)にまかせてれば大丈夫なのかな。何よりも宗介がいるしな。 その次の疑問は、、。宗介とポニョは結婚したんだろうか。結婚するんだろうか。案外、あーいうパターンはお互いに別の人と結婚しているんだよな。おじさん(←僕のこと)は、いらぬ心配をしてしまう。てか、そんな話はまだ早すぎるのか。彼らはまだ今年、誕生したばかりで、まだまだ5歳なんだから。というよりも、そんな現実的な話を持ち出すのは、よくないな。やめた!やめた! 坂道ダッシュの坂をのぼりきり、家の裏まで来たときに、ピンク色の小さいビーズがひとつ落ちていた。あ~、裏のうちの、「じゅんこっぺ」(ジュンコちゃん)の子供がそういえば遊びに来てたな。散歩から帰宅後、スイープにえさ。僕はおもちを3個入れたおしるこを食べて、いつものお宮へ水汲みに。あんな小さなもの(ピンクのビーズ)が目に入って来て、いつもと少し違う風景を察知できたのも、ポニョ効果かもしれない。 そうなんです!昨晩、やっとこ、念願の「崖の上のポニョ」を見てきました(^^ そして、ここからは昨日の話。 僕は迷っていた。今日、行くのか。それとも、日曜日の夜にしようか。決めかねていた。やっぱり、今日、行くかな。100%、そう決めた、とも言えない。方針が決まらない。でも、やっぱり、今日、行こう!…とは、思ったが、実はまだ100%じゃなかった。僕は何を躊躇しているんだろうか。 昨日は19時に仕事が終わった。いろいろやってから、着替え。まだ迷っていたが、とりあえず映画館に向かうことにした。車を出す時、まっ白い猫が家の道の前でうずくまってた。僕の車が君のいるその道を通りたいのに、あまりどこうという気はなさそうだ。しょうがないからゆっくりと進むと、やっと重い腰をあげて道から畑にひょいっと降りた。そのフォルムは、去年いなくなったうちの猫「にゃんじゃ(♂)」に似ていた。特にしっぽの長いところが。あいつはどっかで生きているかもしれないとは思ってるけど、丁度、お盆だし。僕はにゃんじゃの血をひいている猫だと、なんとなく思いたい。と思っていた。そして、映画館へ出発。 走っている途中。メールが届く。奥さんからだ。写真が添付されていた。走りながら写真を受信。信号待ちで写真を見る。うちの奥さん、午前中にお友達のお店で集まりがあるとのことで、でかけた。そこでの写真だ。まだお座りができない息子が写真の真ん中でお座りしている。左には小さい女の子。まめた(♂)よりもお姉ちゃん。右には、その子のお母さん(?)。その間にいて、うちの息子は今にも泣き出しそうな顔をして写っていた。もう一枚は完全に泣いている感じ。まめた(♂)がお座りしていて右手の置き場所と左足の裏が見えていて、その泣きそうな顔がなんとも言えない。僕は胸がキューっとしめつけられる。今すぐにでも抱っこしてあげたい。と思いながらも、僕は長野大通りにさしかかろうとしていた。 シネマズについた。この間、びんずるの帰りにここで買って食べたのと同じ、ファンタメロンとポテトのセットにしよう。お腹が空いていたから、からあげも注文しよう。と思って列に並んだ。そこで、奥さんに電話。ふたりは昨晩からおじいちゃんおばあちゃんのうちにお泊り。写真の状況を説明してもらった。「今日は私以外の人だとすぐに泣いちゃう」とのこと。どうやら、人見知りが始まったらしいとのこと。でも、「今はご機嫌だからご心配なく」とのこと。「お父ちゃんからだよ」と言って、僕の声をまめた(♂)に聞かせてくれた。僕は「まめちょー(♂)!」と呼ぶ。実は、未だに奥さんと僕は、彼の本名でなく、彼がお腹の中に現れた時からの呼び名の「まめた(♂)」→「まめちゃん」というニックネイムの名残、「まめちょー」で呼んでいる。「声がするねぇ♪」と奥さん。どうやら声の出所を探してくれているみたい。僕は売り場に並ぶ列の中で「まめちょー!」と大きな声を出していた。よく考えたら恥ずかしいけど、「まめちょー!」と何度も呼んでいた。まぁ、場内アナウンスなどがあったり、大勢の人でザワザワしているので、決して静かな場所ではないから、そんなこともできるのだろうけど。 映画を見るときにいつも心配になるのが、おっしこのこと。なんてったって、僕はおしっこが近いから。普通だったら、30分に1回、いや、10分に1回、なんて時も大袈裟ではなくあるから。奥さんにも「えっ!?さっき行ったばっかじゃん!?どっかおかしいんじゃないの?」と言われるくらいだ。どこかにドライブに出かけるなんてことになった日には、トイレ休憩が多くて大変なんです。昨晩の20時の回のシアター1はとても混んでいた。こんなに混んだシネマズで見るのは初めてだ。僕の席は、中段で、更にはそのほぼド真ん中。もうほとんどの人が着席済み。すみませんと言いながら前を通って、その場所に座る。こりゃあ、映画の途中で尿意をもよおして退席だなんてことになったらヒンシュクだ。両脇は少し大きな子供(中学生?高校生以上?)を連れた女性。いわゆる、おばさんだ。まぁ、結論からいうと、その心配は無用だった。映画がはじまったら、あっという間に終わってたから。ちなみに、僕の右隣のおばさまの方から、農家(つまり、畑仕事をなさっている)のニオイがした。まさか、シネマズでこのオイニーをかげるとは。これもポニョ効果か。 さて、さて、肝心の映画の方は…。 なんといっても絵の迫力が凄かった。とてもシンプルなんだけど。これはシアター1の大画面で見たせいだけではないだろうことは明らかだった。とにかく圧倒的な迫力を持ったアニメーションだった。と同時に、芸が細かい!!!こりゃあ、宮さんは、また、凄い作品を産み落としたなと思った。そして、なんといっても、ポニョがかわいい。宗介もかわいい。彼らの動きがかわいらしい。彼らの表情がなんともいえない。愛らしい。そして、彼らの発する言葉がなんとも愛しいのだ。当然ながら、僕は、そんなところにイチイチ感動して泣いていた。両隣のおばさまに気付かれないようにと、僕は、その涙を1回も拭えなかった。泣いて、笑って、ドキドキして。とにかく、凄いものを見せられてる、と、最初から僕は興奮していた。そして、あっという間に、映画は終わった。あとで知ったのだが、実際の上映時間も101分と短め。 DVDは絶対に買うとしても、もう一回ぐらい映画館で観たいな。 ひとつ印象に残ったシーンを書くと(他にもいろいろいっぱいあったけど)、リサが宗介をギュうッと抱きしめて、「よーし!元気出すぞー!」というあたり。なんか、あの母子の関係を象徴しているシーンのひとつだと思いました。あそこ、好き。 映画を観終わってからトイレへ。僕が便器の前に立ってチャックを下ろし始めた頃、小さな子どもが何人か入ってきて、ひとりの子が大きな声で「楽しかった~」と息を吐きながら言った。一緒に来た兄弟に言ったのか、連れてきてくれたお父さんに言ったのかは定かではないが、僕はその子が発した「楽しかった」という感想が崖の上のポニョには何よりもぴったりだと思ってトイレをあとにした。 映画館を出て交差点で信号待ち。行き交う車がポニョの絵の世界の車に思えた。不思議だった。そうしたら信号機も。横断歩道も。斜め向かいのマンションまで。あのポニョの風景画に見えちゃった。この夜の景色さえアニメのポニョの世界のようだった。こんな感覚珍しい。 よくある例えだが、ヤクザ映画を観終わったあと、映画館を出ると肩で風を切るみたいな感覚だ。僕の場合だったら、大好きなジャッキー・チェン映画のあと映画館を出ると、僕はカンフーが出来て、体がめっちゃ利いて、アクションが出来て、強くなったような錯覚に陥るのと一緒となる。とにかく、アニメーションでそれはかなり珍しい。あぁ、すごい作品を見たんだなと、そこで再認識。 このまま現実の世界に戻るのは、なんだか、ちょっぴり名残惜しい気分だ。そう思って駐車場に止めてあった車に乗った。エンジンをかけて駐車場を出る。走る。まだまだ余韻がある。ポニョの世界の。とにかく凄かった。そして、面白かった。 いや、楽しかった(^^ 健康は万能なり。 すべては積み重ねによるものです。 継続は力なり。 自信と信念と誇りを胸に。 最期まで、強く生きる。 自分が変われば世界が変わる。 映画って、その見る側の人の人生経験(感情なども含め)があって、更には、映画を見るタイミング(その日の気分も含め)で、面白くもなり、つまらなくもなるものですよね。タイミングは大事です。時間が経って見てみると印象が全く変わる映画があるので、とっても面白いですよね。そんなことってありませんか?僕自身は、2008年にポニョと出会うべくして、出会った気がします永世整体十段たなかでした。 さかなの時のポニョを今の赤ちゃんの息子とダブらせ、宗介は近い将来の息子の姿とダブらせ、その結果、リサと宗介の関係はうちの奥さんとまめた(♂・5歳)とダブらせて見ていました。自然と、そんな感じで。
by athojapalegend
| 2008-08-16 00:05
| ボクとまめた(♂)の木
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